森閑とした空間に、アルトサックスとピアノの音が静かに響きました。それは人間のための空間−自然空間と人間の営為の調和です。古来、日本人は自然に対して 畏れを抱きつつ、謙虚に接してきました。その姿勢を端的に表す言葉−杓底の一残水−を味わいながら、この大自然に感謝の気持ちでいっぱいになりました。 豊かな時間とは、振り返って見ると、こんな姿をしていたんですね。