2004.10.12 中ノ湖俯瞰所(なかのうみふかんじょ)より五色岩付近

 今日は曇り、時々晴れ。午後3時過ぎ、陽が差してきたので、中ノ湖俯瞰所から撮影してきました。夕方の光りと、陽の当たり具合が面白い効果を出してくれました。ご覧のように湖水付近の紅葉が始まりました。

中山半島の紅葉

 金色に輝くのは桂の樹で、桂は大木なので遠目でもそれとわかります。また、紅葉の季節、特筆すべきは桂の枯れ葉が甘い匂いを発すること。秋、森の中へ入ると何処からともなく芳香が漂ってきますが、この匂いがするところには桂の樹があるハズ。しかも、花や実からではなく、枯れ葉から匂いを発するというのが特徴。樹に付いたままの状態では葉は殆ど匂いません。なぜ、枯れ葉から匂いを発するのか、不思議ですね。

桂の黄葉

久方の月の桂も秋はなほもみぢすればや照りまさるらむ(古今集)

 その昔、月には桂の大木があると信じられていました。秋に月が美しく見えるのは、桂が黄金色に照り輝いているからだという、なんともロマンチックな歌ですね。たしかに、桂の黄葉は満月の輝きの色に見えてきます。

目には見て手にはとられぬ月のうちの桂のごとき君にぞありける(伊勢物語)

 目には見えるが手には取れない。まるで月に光り輝く桂のようなあなただよなぁ。これまたロマンチックな歌です。

桂の葉

桂の葉が散って間もない頃、まだ匂いはあまりしません。ですが、この状態で押し花のようにして乾燥させれば、多少の色も残り、匂いが出てくるようです。一年はこの匂いが保つようです。お試し下さい。

赤く紅葉した桂の葉

 珍しい桂の紅葉です。こんな風にも紅葉するんですね。ちなみに、これほどまでに力を入れて桂のご案内をしたのにはワケがあります。そう、桂月亭の由来に関係することなんですね(o^^o) 桂月亭の名前は明治の文豪大町桂月先生から戴きました。桂月先生がこの名前をお付けになったのは、上記の事柄が関係していることでしょう。

ダイモンジソウ

 花の付き方が大の字に見えます。小さな花ですので見落としがちですが、秋になるとこんなにも可憐な花が奥入瀬渓流などに見られます。

ツタウルシ

 秋、ひときわ鮮やかな紅はウルシが代表でしょう。緑や黄とのコントラストも美しいですね。