T バリアフリー観光の現状
(4)十和田湖のバリアフリー観光の現状
十和田湖は今も日本有数の観光地であるが、観光客の数は減り続けている(グラフ参照)。十和田湖は秋田県と境を接し、岩手県とも近い位置にある。その意味で十和田湖は青森県観光の要であるばかりでなく、東北エリア全体にとっても中心的存在である。にもかかわらず、観光客の足は遠のきつつある。
それは経営者が資源の上に漫然としていたことに原因がある。歓ばれ、感謝されて成り立つ観光という商売の本質を忘れていたためである。2002年12月の新幹線の八戸開業に伴い、観光客の増加が見込まれてはいるが、十和田湖は全国からやってくる観光客を誇りを持って受け入れることができるのであろうか。今のままでは、リピーターの獲得につながらないことは明白である。
障害者や高齢者の旅が増えているのは十和田湖も同じであるが、十和田湖のバリアフリー観光受け入れ状況はどうなっているか。実は、最近までバリアフリー対応のための組織もできていなかったのが実状である。
単位:千人 |
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(資料/県文化観光推進課) |
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