3月10日未明、奥入瀬渓流阿修羅の流れ付近で幅200mに渡り土砂崩壊事故が発生しました。
http://www.abc.ne.jp/~munakei/s_990310jiko.html (棟方さんのページ)に詳しい報告があります。

1. 奥入瀬渓流のバイパスは通れますので交通の支障はありませんが、4月24日から大型車の
  一方通行規制
(大型車は御鼻部山から子の口方向のみ、普通車は規制せず)が実施されました。
  これによりバイパスの通称「七曲り」の通行がスムースになりました。

2. 4月28日から「焼山−石ヶ戸」間で無料シャトルバスを運行し、遊歩道も一部が開放されました。

  上流部 「子の口−白絹の滝」 2.7キロ
  下流部 「石ヶ戸から上流500m区間」

3. 事故現場の仮設道路は夏から秋までに完成させる予定。

 

奥入瀬渓流も部分的ながら散策が可能になりました。私は事故現場には何度か足を運びましたが、車の通らない奥入瀬渓流はとても静かで、本来、ここは歩くべきところであることを再確認いたしました。また、これまでにもご紹介してきたように、北東北には歩くべきところ、じっくり自然と対話するところには事欠きません。

 

 

 

990313kd13.jpg (25355 バイト) 九十九島、阿修羅の流れより少し子の口寄り(上流)の山腹が崩壊した。これは3日後の3月13日に撮影した事故現場。石ヶ戸から事故現場に向かう。
990313b04.jpg (22300 バイト) 山が殺ぎ落とされたように崩れている。手前の雪が積もっているところに国道102号線が走っていた。
990313b14.jpg (22882 バイト) 無人操縦の機材を投入しての復旧作業
990313b07.jpg (22108 バイト) 崩壊した山腹斜面より奥入瀬下流方面を望む。
990313b01.jpg (27779 バイト) 事故現場から奥入瀬上流方向。

奥入瀬渓流が土砂で埋まってしまったため、上流には水が貯まり、通水工事が最初に着手された。

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990313kd02.jpg (20257 バイト) 同じく 4月13日

事故現場を反対側の子の口より進入した地点、飛金の流れ。既に渓流が塞き止められ、水が動いていない。
990313kd05.jpg (23027 バイト) 国道102号線が水浸しになっている。これ以上先には水が深くて進めない。
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CX0409b16.jpg (23241 バイト) 4月9日

通水工事が完了。再び水が流れ始めた。

CX0415b16.jpg (25081 バイト) 4月15日

崩壊した山腹。中央と右側にボーリング調査と思われる青いテントが見える。

CX0415a11.jpg (22402 バイト) 崩壊現場を奥入瀬渓流を挟んで対岸から見たところ。幅200mに渡っての崩壊である。
CX0415a05.jpg (21779 バイト) 事故現場の「新たな渓流」。今は無残な姿でも時が元の姿に戻してくれるだろう。
990415b11.jpg (25052 バイト) この日、地元関係者が事故現場を視察。一日も早い復旧を望む。
990415a21.jpg (25068 バイト) 懸命な復旧作業が行われている。
990326a21.jpg (16550 バイト) 3月26日 奥入瀬バイパスから子の口に向かう通称「七曲り」。4月24日より大型車が下り(子の口)方向への一方通行が実施された。
990326a22.jpg (12220 バイト) 奥入瀬バイパス出口(御鼻部山)付近から望む南八甲田連峰。