U 国内の先進事例
(3)ベビーカーの視点
「ベビーカーで楽しめる町に」をテーマに、平成6年、「ゆふいんファミリー(桑野和泉代表)」が発足し、街づくりの視点から町のバリアフリーを点検した。バリアフリー観光の視点は「ベビーカー観光」の視点に通じる。ベビーカーで自由に歩ける町は車椅子も自由に動くことができる。ベビーカーで入れるトイレは車椅子で入れるトイレと視点が近い。ベビー食が頼める旅館は、食事制限や高齢者の食事に気を遣うことに通じることから、まず母親達が立ち上がった。
その後、「ゆふいんファミリー」はフォーラムや講演会などを通じてバリアフリー社会の必要を訴え、旅館はそれに追随する形となったが、数年後にはバリアフリー意識の高い温泉地として全国に知られることとなった。
その結果、社会福祉法人 障害者自立情報センターが本部を東京から大分に移すことになり、センターが主催する「第1回優しい旅 湯布院セミナー」が平成13年9月に開かれた。
平成6年「ゆふいんファイミリー」が発足
「ベビーカーで楽しめる町に」がテーマ |
街づくりの視点から町のバリアフリーを点検 |
バリアフリー観光の視点は「ベビーカー」の視点
ベビーカーで自由に歩ける町は車椅子も自由に動ける。 ベビーカーで入れるトイレは車椅子で入れるトイレ。 ベビー食が頼める旅館は、食事制限や高齢者の食事に気を遣う。 |
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