乗鞍岳途上の湿原
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藪漕ぎの洗礼を受けて2時間、急に視界が開ける湿原に出る。ここはこれまでの道を振り返ったところ。右手奥の方からやって来た。向こうに見えるのが高田大岳、そしてそこが乗鞍岳と駒ケ嶺へ行く分岐点。 ここにはイワイチョウがまだ咲いていた。こんなお花畑の中を歩かざるを得ないのだ。手前の土が露出しているところが登山道と思しきところ。というか、ここは登山道も未整備なのだろう。しかし、慎重に花を踏みつけないように、かつて登った人の足跡を忠実にトレースしようとする登山者の気配りが伺えた。
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